コロナ禍でも伸びる企業の共通点

3年前、前職時代の先輩である株式会社ノウハウバンクの三科公孝さんの講演を拝聴した際に

「インターネット以前は、成功事例をたくさん知ることが成功につながった。今は、誰もやっていないことをする勇気が成功につながる」

とおっしゃっていました。

その時も、本当にそうだなあ、と思ったのですが、今あらためてそれを実感しています。

今、このコロナ禍でも伸びている企業があります。コロナ特需があるような業種ではなく、普通の人が普通に利用するような業種や店舗でもです。

その共通点は、トップやリーダーが「自分の頭で考え、行動していること」。そこには、確実に「勇気」が存在していると思います。

例えば、一緒にNMAネイルサロン経営アカデミーを主催している株式会社ヤミーネイルの長島有美社長は、昨年の緊急事態宣言の後、全面クローズしていた全国の丸井のテナントの中で、いち早くお店を再開させました。もちろん、丸井側と交渉し、感染対策にも十分配慮した上でです。

そして今、その新宿の店舗はコロナ禍でも快進撃を続けています。

全国の丸井の正確なテナント数はわかりませんが、23店舗ありますので、ざっくり1店舗50としても、1,000店くらいはあると思われます。その中で、丸井側に再開の交渉を持ちかけたのはおそらくひとりだけだったということです。とんでもない勇気と行動力です。

温浴施設では、人気サウナ施設のかるまる様が「おひとり様徹底期間」発表しました。

感染対策のために、入館や利用を「おひとり様」にしていただき、グループやご家族でも別行動をとっていただくというものです。

入館時に誓約書に署名をいただくというかなり強めの内容ですが、お客様からも「よく言ってくれた!」と反響が大きく、後に続く施設もでてきたようです。

賛否両論あるかもしれませんが、どうすれば緊急事態宣言下でも安心してお客様にお越しいただけるか、考え抜いた上での対応と思います。

今生きている人類がはじめて直面しているこの事態。

どうすればよいのか悩む人も多いと思いますが、周りを見渡していても、どこにも「正解」はありません

周りの出方を見て、失敗しなそうな道を選ぶことはできるかもしれませんが、その分行動が遅れます。

自分の頭で、自分なりの道を考えて行動するのが一番スピードが速く、仮に失敗したとしても速く軌道修正ができます。この、早い行動や早い決断は、大きな組織よりも、むしろ中小や個人事業のほうが実現しやすいと言えるかもしれません。

2021年、検索では出てこない、誰もやったことがないことをする勇気を持つ。そのために、自分なりの判断基準を持ち、自分の頭で考える。このことをお客様と共に追求していきたいと思います。

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